理論・シミュレーショングループ

  ガンマ10実験装置はとても複雑な磁場形状を持ったプラズマ閉じ込め装置です。またプラズマは非常に多数のイオンと電子から成る気体であり、それ故にガンマ10内に閉じ込められたプラズマの性質を完全に把握する事は不可能です。この為にある程度理想化したプラズマのモデルを考えて実験データと突き合わせることによりプラズマの性質を解明する事が、理論・シミュレーショングループに課せられた役割だと考える事ができます。

理論・シミュレーショングループはガンマ10磁場コイルの設計にも加わり、それ以来ガンマ10プラズマの平衡・安定性・輸送をはじめとして開放端系の特徴である磁力線方向のプラズマ閉じ込めを向上する為の静電ポテンシャル形成について大きな成果を上げてきました。また最近ではガンマ10の改造計画にも携わり新しい磁場配位に関する検討も行っています。以下にこれまでの理論・シミュレーショングループの幾つかの成果を紹介していきます。

1.新古典拡散

2.サーマルバリア電位形成

3.プラグ電位形成機構

4.サーマルバリアー部低温イオンの径方向輸送

5.計算機コード

6.公開ソフトウェア

→研究紹介に戻る