第4回PRCセミナーを開催しました
プラズマ研究センター大会議室にて、PRCセミナーを開催しました。第4回となる今回は、東北大学大学院工学研究科 講師の髙橋 宏幸先生をお招きし、「無電極高周波プラズマを用いた非接触/再結合プラズマ研究」というタイトルでご講演いただきました。
講演では、磁場閉じ込め核融合炉の熱制御において重要となる非接触プラズマについて、東北大学の直線プラズマ装置「DT-ALPHA」を用いた無電極高周波プラズマによるアプローチを中心に解説いただきました。種々の直線型装置の中におけるDT-ALPHAの特徴や、再結合反応による低温成分電子の消失に伴う高温化、Boltzmann plot法での電子温度評価における問題点、さらにはretarding field analyzer(RFA)を用いた非等方イオン温度計測といった高度なプラズマ計測に関する最新の知見が紹介されました。
当センターでもダイバータ模擬実験を精力的に行っていることから、参加した教員や学生にとって非常に興味をそそられる内容であり、講演中から終盤にかけて多くの質問が寄せられました。さらに、高イオン温度プラズマ生成に長けた当センターのミラー装置(GAMMA 10/PDX、PGX-SC)とDT-ALPHAを含めた、国内の複数の直線装置の知見を結集する共同研究の展望についてもお話しいただき、活発なディスカッションが行われました。
本セミナーを通じて、直線装置を用いた非接触・再結合プラズマ研究の最前線について理解を深めるとともに、今後の装置間での共同研究や学術交流のさらなる発展、そして当センターのミラー装置研究が貢献できる可能性の大きさを改めて認識する非常に有意義な機会となりました。


