フランスの核融合スタートアップDicio Conflatio社がセンターを来訪されました

フランスの核融合スタートアップであるDicio ConflatioのCatherine Pépin氏およびNicolas Lopez氏が、ミラー型核融合装置の研究開発に関する技術交流のため、約1週間にわたりプラズマ研究センターを訪問されました。滞在期間中は、GAMMA 10タンデムミラーで長年培われてきたミラープラズマ閉じ込め研究の知見について、非常に活発な意見交換が行われました。

議論では、電子サイクロトロン共鳴加熱(ECH)によるプラグ・バリア形成や電子閉じ込め機構、軸方向損失と径方向輸送の関係、イオンサイクロトロン周波数帯(ICRF)加熱、回転プラズマによる閉じ込め改善、さらには将来の炉設計におけるRFプラギングや不純物制御など、ミラー装置研究の基礎物理から応用まで幅広いテーマが取り上げられました。また、現役のセンター教員に加え、GAMMA 10の実験的・理論的研究を牽引してきたOB教員も参加し、過去の研究成果や経験に基づく活発な議論が行われました。

またCatherine Pépin氏には、センターの教員・学生多数参加の下、Dicio Conflatioの将来計画についてセミナーを行っていただきました。

プラズマ研究センターにとっても、これまで蓄積してきたミラー装置研究の成果や未解決課題を改めて整理し、その学術的価値や将来展望を見直す貴重な機会となりました。今後もセンターでは、幅広い研究機関・企業との交流を通じて、核融合・プラズマ科学の発展に貢献していきます。

Dicio Conflatio社からの訪問団とプラズマ研究センター教員との集合写真
プラズマ研究センターを訪問されたNicolas Lopez氏(左)・Catherine Pépin氏(中央)と比村センター長(右)

Catherine Pépin氏によるセミナーの様子
Catherine Pépin氏によるセミナーの様子