第3回PRCセミナーを開催しました

プラズマ研究センター大会議室にて、PRCセミナーを開催しました。第3回となる今回は、フランスの核融合スタートアップであるDicio Conflatio社のDirector GeneralとChief Scientific Officerを務められているCatherine Pépin先生をお招きし、「Dicio Conflatio – Joining the Fusion Quest -」というタイトルでご講演いただきました。

講演では、同社の基盤技術である強磁場コイルと電子サイクロトロン共鳴加熱(ECRH)によるポンデロモーティブ効果を組み合わせた軸方向閉じ込めを活用したミラー型核融合装置の開発構想について解説いただきました。また、小型実験装置から大型装置へと段階的に研究開発を進める戦略や、核融合中性子源としての可能性についても紹介され、多角的な取り組みを学ぶ貴重な機会となりました。

セミナー当日は英語による講演でしたが、多くの学生が熱心に耳を傾け、講演後には研究内容や将来展望に関する質問が積極的に寄せられました。講演終盤には、Dicio Conflatioが検討しているミラープラズマ閉じ込めに関する具体的な課題について、参加した教員・学生を交えた活発なディスカッションが行われました。ミラー装置研究に長年取り組んできたプラズマ研究センターならではの知見を共有しながら、研究上の論点や今後の展開について意見交換が行われ、非常に有意義な議論の場となりました。

本セミナーを通じて、開放磁場系核融合研究における新たな挑戦や国際的な研究動向について理解を深めるとともに、プラズマ研究センターが有するミラープラズマ研究の知見の重要性を改めて認識する機会となりました。今後の研究交流や共同研究の発展につながることが期待されます。

第3回PRCセミナーの様子
第3回PRCセミナーの様子