PD研究員・東郷さんがモナコ公国/ITERポスドクフェローに採用されました。

モナコ公国/ITERポスドクフェローに採用された東郷訓 研究員

本センターPD研究員の東郷 訓さんが2018年モナコ公国/ITERポスドクフェローに採用され、2018年12月から、フランスのITER機構にて2年間、研究員としてITERプロジェクトに関する研究活動を行うことになりました。

このポスドクフェローシップは、2008年1月にITER機構とモナコ公国の間で締結された連携協定(2018年1月に10年間更新)に基づき、若手研究者に国際協力で進められている大型プロジェクトであるITER計画の最前線で研究する機会を与えるもので、ITER参加7極(日本・欧州連合(EU)・ロシア・米国・韓国・中国・インド)またはモナコ公国から2年ごとに5名の研究者が任命されています。世界各極の優秀な若手研究者が応募する中、日本人の採用は、東郷さんがこれまでで二人目ということです。

東郷さんは、2年8ヶ月の本センター在籍の間に、非等方イオン圧力に基づくプラズマ流体モデルを用いた非一様磁場のプラズマ分布への影響に関する先進的な研究に取り組み、その成果は国内外の会議はもとより、多くの論文として発表され、高く評価されています。ITER機構では、ジャイロ運動論コードを使用した周辺プラズマ領域の乱流のシミュレーション研究とITERへの外挿に関する研究に取り組むとのことです。

東郷さんの今後の活躍を大いに期待し、センターとしても応援していきます。

 

参考リンク:

モナコ公国/ITERポスドクフェロー公募サイト

日本語:http://www.fusion.qst.go.jp/ITER/staff/PostDoc.html

英語:https://www.iter.org/monaco2018