GAMMA 10/PDXの秋実験キャンペーンがスタートしました

タンデムミラー装置GAMMA 10/PDXでは、本日10月6日より秋実験キャンペーンが始まりました。本キャンペーンは、10月6日から10月22日、11月10日から12月18日にかけて、計8週の実験期間を予定しています。実験日には朝から電源や加熱・計測装置等の立ち上げを行い、教員・技術職員・学生が協力しながらプラズマ実験を進めています。

今回の秋実験では、GAMMA 10/PDXの特徴を活かし、プラズマ加熱・波動物理からダイバータ模擬プラズマ、プラズマ計測まで、幅広い研究が進められる予定です。加熱・波動に関する研究では、高密度プラズマにおける差周波(DF)波の加熱効果やそのモード数・波数マッチングの計測、さらにドップラー反射計を用いたECH印加時の乱流揺動相関計測などが計画されています。

ダイバータ模擬プラズマを用いた研究では、間欠的な粒子束や過渡的熱流束が非接触プラズマに及ぼす影響をはじめ、不純物ガスパフの効果、V字ターゲット角度に対する分光線強度比の依存性、アンモニアの生成・検出、さらに固体壁表面で生成される水素分子の内部状態を起点とした非接触プラズマ形成機構など、多角的な研究が行われます。また、非接触プラズマ形成時のHα線放射揺動と線積分密度揺動の相関解析や、磁力線上の複数地点における径方向分布計測も予定されています。

計測手法の高度化に向けた研究も進められます。Balmer系列の線強度比を利用した電子密度診断法の検証や、RFA(逆電位型エネルギー分析器)とマッハプローブを組み合わせた複合計測器によるイオン温度計測などが計画されており、学内外の研究者との共同研究も含め、多様なテーマに取り組みます。

今回のキャンペーンにも多くの学生が参加しています。大型実験装置の運転や各種計測、取得したデータの解析を実際に経験しながら、プラズマ実験研究を実践的に学ぶ貴重な機会となっています。下の写真は、秋実験キャンペーン初日のGAMMA 10/PDX運転室での引継ぎの様子です。

GAMMA 10/PDX 秋実験キャンペーン初日の運転室の様子1

GAMMA 10/PDX 秋実験キャンペーン初日の運転室の様子2

秋実験キャンペーン初日の様子(GAMMA 10/PDX運転室)