800 MJ 縦型電動発電機

実験時には上の写真中央部にある電動発電機で床面の下にある重さ約300トンのフライホイールを毎分約400回転で回転させます。プラズマ放電時に はこの回転エネルギーを電気エネルギーに変換して、磁場コイルに流す電流やプラズマ加熱用の電力を供給します。最大200MWの電力を4秒間 (800MJ)発生する能力があります。

運転室

ガンマ10装置本体,磁場コイルの通電,加熱系,電動発電機等実験を統轄制御します。

データ処理室

 

ガンマ10に組込まれた各計測装置からのデータは,実験室及びシールド室でデジタル化され,計算機に取り込まれます。そして光ケーブルを通してこの部屋に集められ,保存されます。研究者はネットワークを通して各自の手元の計算機でデータを見ることができます。

  

ヘリウムクライオパネル排気装置

液体ヘリウムをパネル中に流し,表面を極低温に冷却して,ガスをパネル表面に固着させることにより,真空容器中のガスを排気し,良好な真空を保ちます。この 排気装置は,従来の真空ポンプに比べ桁違いに大きな排気量を持つため,プラズマ閉じ込め部のガス圧を低く抑えプラズマの準定常運転を可能にします。