無線ルーター「WZR-G108」を普通にルータ機能として、WAN側をグローバルIPアドレス、LAN側をプライベートアドレスで使用しておりましたが、学会用に、設定を変えて欲しいと依頼が来た。

そもそも、この機種でルーター機能を外せるのか、定かではなかったのだが、「ブリッジ機能としてアクセスポイントとして使用可能」と明記されていたので、恐らく出来るのだろうと思った。

頭で考えるより、トライしてみようと、無線ルーターとノートを近くに持ってきて実験してみた。

少し、わかりにくい説明だったかもしれないが、要は、無線ルーターを単なるハブ同様に使用したいと要望なのです。

まぁ、30分ほど試行錯誤して、解決策が見つかりました。

設定をメモっておきます。

*事前に無線とルーターとノートPCは、接続出来る環境にあるものとします。

  • ルータに管理者モードでアクセス
  • アドバンスモードで無線LAN設定に入る
  • 無線LANセキュリティ設定で暗号化なし(セキュリティ上好ましくないが、今回は要望があったので切る)
  • LANポート設定でDHCPサーバ機能 簡易設定を「使用しない」にチェック
  • WANポート設定で「IP Unnumberedを使用する」にチェック
  • 通常WANのポートにケーブルをつなぐのを、LAN側につなぐ

これで、クライアントPCからパスワード無しで、無線ルータにつながり、IPを持たないので、そのままWAN側(正確にはグローバルアドレス)のラインに繋がる事になる。

今回は、この形式で接続し、グローバルラインへの接続先には認証スイッチがあるので、無線セキュリティは必要ないとの判断だったが、本当は設定すべきですね。

今回のポイントは、ケーブルをLAN側につなぐ事です。