Unix/Linuxのsudoで、普通は自分のパスワードを入力するのに、拒否されてrootパスワードしか受け付けないんですけど??との質問があった。

今まで扱ってきたLinuxやFreeBSDだと、そんな事は起きたことがなく、sudoersを見ても、ちゃんとユーザの設定が記述されている。

hoge_user ALL=(ALL) ALL

なぜ、拒否されているのか、/var/logを確認してみればと思ったら、ログが取れてない。
とりあえず、sudoersにログを残す設定を書いて、調査しようと、sudoersを眺めていたら、

 targetpw と言う欄が有効になっていることに気づいて、manで調べてみると、

 targetpw    If set, sudo will prompt for the password of the user specified by the                   -u flag (defaults to root) instead of the password of the invoking user.                   Note that this precludes the use of a uid not listed in the passwd                   database as an argument to the -u flag.  This flag is off by default.

これじゃね?ってコメントアウトしたらビンゴでした。
よくmanを見ると、targetpwを有効にした状態でも、-u フラグをつけてもいけるみたいです。

ちなみに、sudoのログを取る方法もmanに載っているので、有効にしておこうね。